こんにちは!ぽんおり(@KPOP_Field)です。
今回は、「의」について省略できる場合と省略できない4つのパターンについて説明していきます。
日本語では「〜の」を使うことが多くあります。
しかし、韓国語の場合は圧倒的に使用する頻度が少ないのです。
私も、韓国語の曲を翻訳しながら勉強している時「의」は”나의”(私の)が”내”になったり、”너의”(君の)が”네”になったりやたらと短縮形にされるなぁと思っていました。
そこで今回は”의”がどう言う時に使われるのかまとめてみました。
この記事を読むと
- ”의”はどう言う時に使われるのか。
- ”의”が省略される時はどんな時なのか。
- 「〜の」には”의”以外にあるのか。
”의”の使い方がわかると思います。
目次
”의”は省略できる
先ほども言ったように”나의”(私の)は”내”に省略ができるのです。
省略できる場合
- (付属)机の引き出し、ドアの取手、ソファの肘置き 等
- (位置)頭の上、机の下、建物の前 等
- (目的語の素性)経済の発展、社会の発展 等
- (人間関係)学校の先生、会社の社長 等
- (物・事の素性)会社の仕事、韓国の文化 等
「AのB」と言う時、Bが上下など位置を示す言葉やAがBの付属となる時、また「の」を無くしても意味が伝わる言葉の時は”의”を省略することができます。
なので基本的に日常会話の中では”의”が省略されることがほとんどです。
では、どんな時に”의”は省略できないのでしょう。
省略できない”의”4つのパターン
1.比喩
「悲しみの河」や「沈黙の空」などの比喩表現の時は”의”の省略はできません。
例
세월의 강 (悲しみの河)
침묵의 하늘 (沈黙の空)
このような比喩表現は日常会話で使うことはほとんど無いので、あまり気にしなくてもよいです。
2.名詞と名詞の間に連体形が挟まる場合
「名詞A+連体形+名詞B」の形になる場合、”의”は省略できません。
例
누나의 예쁜 눈 (姉のきれいな目)
선생님의 바람직한 모습 (先生の望ましい姿)
3.의の後に名詞が2つ以上続く場合
「姉の男友達」のように男と友達、2つの名詞が続く時は”의”は省略できません。
例
누나의 남자 친구 (姉の男友達)
시골의 생활 수준 (田舎の生活水準)
4.後ろに続く言葉が名語句の場合
名語句とは、아름다움(美しさ)や위대함(偉大さ)のように形容詞や動詞が名詞に変化した語のこと。
例
자연의 훌륭함 (自然の素晴らしさ)
공부의 괴로움 (勉強のつらさ)
”인”との使い分け
의と인の使い分けは、인の時「A=B」また「AであるB」と言い換えた時に不自然で無いか、文として成り立っているかです。
使い分けについてはこの記事
「〜の」の項目に載っています。
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韓国語の助詞『てにをは』等|韓歴10年が教える韓国語
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まとめ

「〜の」の文を使う時は次の手順で考えてみましょう。
step
1「의」と「인」どちらを使うか考える
「인」が使えるか判断する方が簡単だと思います。「AのB」の文章を構成する時イコールの関係で結ばれるか、「AであるB」に訳した時違和感がないか判断しましょう。
step
2「의」を使う場合、省略できるか考える
「의」が使えると判断した時、省略できるかできないか判断しましょう。
いかがでしたでしょうか。韓国語では「의」は省略された方がきれいな文になります。
日本語のように「の」(의)を多用しすぎないように気をつけましょう!